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花粉症に使われるステロイド注射

花粉症に悩んでいる方の中には、打てばすぐに花粉症の症状が改善される注射の存在を知っている方も多いと思います。
一本注射をうつことで、症状がなくなるというのなら、その注射はケナコルトに代表される、ステロイド注射だと思います。

ステロイド(副腎皮質ホルモン)には、強い抗炎作用、免疫抑制作用、抗アレルギー作用があり、花粉症の不快な症状がすぐに改善されます。
一回の注射で、体内で作られている一日分の50倍〜100倍のステロイドを入れるそうです。

効果は絶大で、注射一本で辛い症状がなくなるし、長期間病院に通院する煩わしさや、処方される薬代のことを考えてもこちらがお得、とこの注射をうつ方が多いようです。

ただ、注意してほしいのは、本来ステロイドはもっと重篤な病気に対して用いられる薬だということです。
実際に、耳鼻咽喉科学会ではステロイド筋肉注射による花粉症治療は薦めていませんし、花粉症に対してステロイド注射を使わない病院もたくさんあります。

花粉症の症状に悩んでいてステロイドを試してみたいという方は、その効果と副作用をしっかり調べ、理解した上で考えてみてください。

ステロイド注射の副作用

ステロイド注射には、花粉症への絶大な効果が期待できますが、強い副作用が現れる可能性もあることで知られています。
ホルモンバランスが悪くなり、月経不順、男性機能異常などの体調異常が出る場合があります。
その他、糖尿病誘発、感染抵抗力低下、高血圧、骨粗鬆症などの副作用も確認されています。

こういった副作用は一回ステロイドを使用したから表れるというわけでなく、長期間使用した際に出現する可能性が高いということです。
では、花粉症対策のための注射一本なら大丈夫、と思われるかもしれませんが、この治療に使用されるステロイドは長時間持続型のステロイドだというところに問題が出てきます。

短期間持続型ステロイドと違い、長期間持続型は一度体内に入ると、2〜4週間は高い血中濃度が見られるそうです。
副作用が一度出てしまうと、止めることができないということです。
使用して何年目かに副作用が表れた方や、一回の使用で月経不順が半年続いたという方もいるとの報告もあるそうです。

妊婦が使用すると、新生児に副腎不全、奇形の可能性あり。
授乳では、授乳しない。母乳に移行の可能性あり。
などの副作用欄記載があります。
いくら花粉症の症状がひどくても、妊娠している方、妊娠を考えている方は特に慎重に考えるようにしてください。

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