花粉症の方にとって、自分のアレルゲンが何の花粉によるものなのか知ることはとても重要です。
花粉症の原因となる植物は、様々ですが、日本では8割の方がスギ花粉症と言われています。
このスギ花粉症の方に大きく関係しているのが、ヒノキです。
ヒノキは福島県から鹿児島県まで広く分布している常緑高木です。
良い香りがするのはヒノキ風呂で有名ですよね。
建築材としても最良と言われています。
実は、スギ花粉症の人はヒノキ花粉症にもなりやすいと言われているのです。
スギ花粉症と、ヒノキ花粉症の抗原(アレルゲン)は、とてもよく似ているそうです。
そのため、スギ花粉で反応する方は、ヒノキ花粉でも反応が出やすいということになります。
これを、共通抗原性といいます。
スギとヒノキでは、花粉の飛散時期も重なっているため、自分でも知らないうちに複合型の花粉症になっている可能性もあります。
スギ花粉に反応する方の中の実に7割の方が、ヒノキの花粉でも反応すると言われています。
上記でも少し触れましたが、ひのきの花粉の飛散時期は、スギと重なっていて3月から5月頃になります。
スギ花粉のピークが終わった頃にヒノキが飛散し始めるため、自分が複合型の花粉症と知らない方は、スギ花粉症が長引いていると勘違いする方もいるそうです。
昭和63年度の林野庁のデータによると、ひのきは全人口林面積の約23%を占めています。
愛媛県や中国地方では、ひのきの植林面積がスギと同じくらいの面積を占めているそうです。
ひのき花粉の飛散量は、昭和40年代にはわずかなものでしたが、その後20年ほどの間に約3倍にまで増えたそうです。
ひのきは昭和30年代に多く植林されたそうで、この時植林された木が現在青壮年期にさしかかっています。
最近では、スギの植林数に匹敵するほどひのきの植林数が増えてきているそうです。
このことからも、今後ひのき花粉症の人口が増加することは予想されますよね。